2007.07.16

心配していた台風は海上を通って過ぎ去りました。近所のガソリンスタンドで一昨日巣立ちしたツバメのヒナたちはどうなるのだろうと心配しましたが一安心です。今年はデジタルカメラをハイビジョンビデオカメラに持ち替えてツバメを撮影しています。今まで見過ごしていたツバメの生態を色々観察でき、あらためてツバメの不思議を実感しています。昨年は10羽ほどの小さな塒は今年は30羽ほどになりました。
ツバメと言えば保全センターに保護されてくるツバメ達の暮らしぶりに変化がありました。保全センターに多額の寄付をしていただいた企業のおかげで鳥のスーパーハウスを建てることが出来、猛禽類とスズメ目の鳥を別の部屋での治療、飼育が可能になり、晴れてツバメたちは部屋の中を自由に飛べるようになりました。
ツバメは飛びながら餌を摂りますので、その練習としてかなり広いリハビリハウスが必要です。ツバメプロジェクトを作り資金を集め、ツバメの世話をする人とハウスが作れたら良いなと考えていますが、ツバメファンの人いかがでしょうか?

ところで、多摩川河川敷は管理人にとって裏庭みたいなものです。色々な動物達の住み処であり、わずかに残された自然です。そこに護岸工事や親水公園という名目の工事が着々と魔の手を伸ばそうとしています。
河川敷にコンクリートで固められた公園が果たして必要なのでしょうか?人は服を汚さずに遊ぶことは出来ますが、コンクリートの公園には動物達は住めません。遊歩道でも造ってくれれば大切な自然を壊さずに自然とふれ合うことが出来ると思いますし、その方が遙かに予算が少なくでき余った予算を日本本来の河川敷の植生に保つために使ってもらえれば、動物達や草木にとってもありがたい事だと思います。自然保護が叫ばれている現在、事業主体も何が大切かをよく考えて工事をして欲しいものです。

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