2007.02.11
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コンパクトデジカメの続き さて、届いたF31fdのテストをしてみました。 比較機種のS50は500万画素の、もうだいぶ前の機種になりますが1/1.8型という比較的大きなCCDを使いRAWデータが撮影でき、コンパクトデジカメでは非常に優秀であると思っています。 両機種の比較をしてみましょう。 |
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F31fd JPG FINE
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S50 RAWデータ
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ワイド側のフレームです。カメラが持っている最高の画質での比較がしたいので、両機種共に最低感度、S50はRAWデータからの展開です。絞りはF4.9. 小さい画面ですので違いは全くわかりません。 ところが、RAWデータとJPGの違いはピクセル等倍にすると明らかになります。右上の小山をトリミングしたものが下の写真です。 |
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F31fd JPG FINE
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S50 RAWデータ
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F31fdは画素が多いのでそれなりにシャープでシャキッと見えます・・・がノイズリダクションのかけすぎでのっぺりとした絵になっていて写真のニュアンスが損なわれています。奥の森のディテールを比較するとS50の方が森らしく写っています。一方F31fdはシャープではありますが絵の具で塗りつぶしているようで、なんとも情けない描写です。
A3サイズに印刷をしたときは、この違いが空気感の違いとなって現れてしまいます。 |
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この写真の中央右側のトリミング写真を比較すると・・・ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
F31fd JPG FINE
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S50 RAWデータ
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逆光の森の描写を比較しても同じ事が言えます。S50の方は森の中の微妙なトーンとディテールが残っていて奥行き感が感じられますが、F31fdは平面的です。
画素が多くシャープですが必要以上のノイズリダクションによって写真の奥行き感が失われてしまっています。ネットに出ている写真を見ると、この傾向は高画素の機種ではもっと顕著に表れているようです。 しかし、大切なディテールを犠牲にしてまでノイズを消す必要があるのでしょう?一部の人はデジカメデータにノイズがあると汚いと勘違いしているふしがあります。これは場合によっては当たっていますが、このような消し方はマイナスでしかないと思います。 更に言うと、綺麗なプリントを印刷するためにわざとノイズ(粒状感)を入れる事もありますので、写真の演出にはアナログ的なノイズは必要なのです。 重箱の隅をつつきまくって、せっかくデジカメを新調したのに良いことが無いみたいですが、さにあらず。画質も下駄を履かせて何とか合格で、小さく、軽く、高感度撮影ができ、電池も長持ち、シャープなレンズ、ディストーションが少なく、どんな条件でも何とか撮影できる超便利カメラなのです。 おまけで、双眼鏡をくっつけて撮影した鳥さん写真を紹介して終わります。 |
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F31fd JPG FINE ISO400
35ミリ換算50ミリ相当 中央のパラボラアンテナに留まっているスズメをNIKON HD 8X32のコリメート撮影。 35ミリ換算で1000ミリ位の焦点距離になります。 |
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F31fd JPG FINE ISO400 手持ち テレ側
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