2006.12.30

 もうすぐ2006年が終わろうとしています。

今年はツバメとコアジサシを撮影したくらいで、さして野鳥撮影に時間をさけませんでした。
しかし野鳥や野生動物達と接している時間はたくさんあり色々な事を教えてもらい、そこそこ充実した1年だったと思います。

神奈川県が作成する鳥獣保護事業計画に関する勉強会などに参加して、意見なども言わせてもらっていますが、どんな世界にも問題点があり改善すべき所は山ほどあると感じています。
11月19日締め切りの「鳥獣の保護を図るための事業を実施するための基本的な指針」に対するパブリックコメントにはかすみ網や防鳥ネットの使用に関する制限など密猟・鳥被害にかかわるもの、野鳥の違法飼育と今回は関係なかったのですが、かねてから思っている「かすみ網の定義について」のコメントをしました。しかし、いずれもお役所的な回答に終わりました。

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今年最後の鳥関係の仕事(お金にはなりません)についてお知らせします。

神奈川県自然環境保全センターでは傷ついた野生動物達がたくさん運び込まれてきて、今年はもすぐ600匹(羽)を超えようとしています。
人間の救護もままならない行政には野生動物の救護活動に割ける予算は雀の涙ほどしかありません。
当然ながら保護された鳥たちも十分なリハビリを受けさせることも難しい状況です。

このツバメたちは、今年保護されて来ましたが渡りに十分な成長が出来なかったり、時期を外してしまった子達(3羽のツバメと1羽のイワツバメ)です。
野外で日本の冬を越すことは出来ないので、今は小さな保温箱が住み処となっています。保温箱はとても小さく十分な運動が出来ないので来期に向けてのリハビリなんてとても無理な状態です。本来なら里親さんが引き取って面倒を見てくれるのが良いのですが、残念ながらこのツバメたちは引き取り手が見つかりませんでした。

そこで、このツバメたちに快適な住居を作ってあげようと「ツバメの越冬ハウス」製作プロジェクトを立ち上げました・・・といっても管理人一人ですが。

どんなものかというと、続きはこちらから

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野鳥たちに少しでも良い環境を提供するのも大切な仕事だと思いますので来年、野鳥たちのための家作りを企画したいと思っています。
オオタカやノスリ、トビなどの「猛禽ハウス」。ウミネコ、セグロカモメ、コサギなどの「水鳥ハウス」・・・などを作りたいのですが、いかんせんお金がいくらあっても足りません。
そこで、野鳥が大好きな方からの援助をしていただけないかなと思っています。受け皿である「野生動物救護の会 かながわ」では体制作りを急いでいる最中です。
まとまりましたら正式に救護の会のホームページでご連絡が出来ると思いますので、よろしくお願いします。

時間があれば、野生動物救護の問題点などを自分のまとめのつもりで書こうと思っていますので興味のある方は、またご訪問下さい。

お知らせ:「野生動物救護の会 かながわ」のホームページがオープンしました。
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