ツバメ越冬ハウス製作(その1)
● 製作の背景及び目的 以前あった越冬ハウスは老朽化に伴い、だいぶ前から使用不可能になっていたので12月3日の大掃除で解体してしまったために、冬場に温度管理ができる越冬ハウスが必要になった。 夏に放野出来なかったツバメを冬の間、出来るだけ広いスペースに収容する。 十分ではないが、ある程度の運動が出来る環境を作るとともに太陽光を浴びさせ羽のスレを防止し、来期に向けてツバメの体調の向上を図る。 ●ツバメたちの様子 現在、保全センターでは今年保護されたツバメ3羽とイワツバメ1羽が日光が当たらない小さな保温箱で飼育されていて、どのツバメたちも体調が良いとは言えない。飛ぶことが出来ないので常時止まり木か床にいることになり足にかなり負担がかかっていて足の状態も思わしくない。 ● 製作にあたって注意したい点と対策 1・・ヒーターを常時通電しても火災の心配がないこと ★安全性に信頼のあるデロンギ社オイルヒーターの導入。 2・・温度管理が簡単なこと ★オイルヒーターはそれ自体で室温温設定が出来る。 3・・・電気代が節約できること ★ 壁面にスタイロフォーム(断熱材)を張り断熱性能を上げる。 ★ アクリル板の2重窓を採用。 4・・太陽光を十分に取り入れること ★透明アクリル板の2重窓を前面と屋根に採用。 5・・掃除がしやすいこと ★屋根が開けられ、前面窓をスライド構造にする。 6・・冬場の乾燥からツバメを守ること。 ★加湿装置を作る 7・・センターからの予算が出ないので費用は自腹であるため、出来るだけ低予算におさえる。 ★ インターネット販売や材料を安い店で調達する。 ★ 加工は出来るだけ自分で行う。 ★ 廃材を最大限に利用する。 ● 製作期間 小さな環境で飼育しているため足が弱っているツバメもいるので、今年中にハウス本体の完成を目指し2007年1月上旬からの運用が理想的。 温度&湿度管理のためのテスト期間は1ヶ月とする。 |
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掃除のために、ツバメを移動させる仕組み | |||||||||||