2006.05.24
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標本と記録更新の危うさ 先日ある新聞の夕刊に「巨大ヒトデ」の記事が載っていました。 そんなに大きくなる新種?ヒトデの生息数は多くないかも知れません。ひょっとして発見されたヒトデが最後の生き残りである可能性もあります。新種と言うからにはその生態は全くわかっていないわけです。無機物の発見での標本採取では種の絶滅を心配する必要はありませんが、生物の場合は慎重にしないと種の絶滅を知らず知らずの内に早めるか、最悪の場合、種の絶滅に荷担してしまうかも知れません。 未知のものが発見されるのは大変貴重なことだとは思います。しかし、地球上で新種の発見&記録更新を喜ぶのは「ヒト」意外には存在しません。発見されない方が幸せだった場合もあるでしょう。博物学の発展と生き物の命のどちらが大切か?などという疑問が浮かんでは消えていくのでした。 |
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