2006.04.22

I was allowed to read the environmental impact assessment to Sakhalin2 which the Sakhalin energy company made.
It is surprised at very poor contents as assessment of the important enterprise of development of the Sakhalin island with a world leading ecosystem. About the influence development has on environment, the necessity for the investigation put in order once again is felt. I think that development work should be frozen until the investigation is completed.
That of 20 mosquito reason also has an active fault, and the Sakhalin island is an earthquake frequent occurrence area. The measure in preparation for the outflow accident of the oil in an earthquake is too opaque, and the measures against an oil spill under arctic cold are taken very difficult in this time. Such proposed measures should be proposed before development and it must be said that enterprise groundbreaking is premature now when a measure is indefinite.
The present age still needs the fossil fuel. The front was said for a nuclear war to ruin the earth for a while. However, it came to be said that warming by the carbon dioxide which a fossil fuel discharges ruins the earth now.
If you are wise, you should furnish funds for developing not the loan for the development which ruins the earth but clean energy.

これは先日ネットで知ったサハリン油田開発事業に対する自分なりの意見をジャングリッシュ(英語ではない日本英語)で書きEBRDとJBICIに送ったメールです。急いで書いたのでひどい内容です。
管理人はサハリン油田開発がこのような状況になっている事は今まで知りませんでしたので、
サハリン2の環境アセスメントにざっと目を通してみました。なぜ急に、このような意見書を送ったのかと言えば、知ってしまったからです。知ってしまって何もしないのは良くないことだと考えます。物事には必ず始まりがあって最初から知っている人などいません。ですから、知ってしまった以上、自分に意見があるならきちんと相手に伝えるべきだと思います。

環境アセスメントと言えば、オオタカ・シデコブシ・ギフチョウなど絶滅危惧種を含む3800種の動植物が生息する自然豊かな「海上の森」の開発で問題になった「愛知万博」です。これは先日の日記でも書いた開発側の利益と犠牲になる環境という物事の2面性の最たる例です。「愛知万博」のアセスメントを見ていくと事業主体側に有利になる内容(アセスメント条件)が目につきます。通産省通達(2005年日本国際博覧会環境影響評価要領98.3.27)に基づいて行われる筈の環境アセスメントと実際に行われたものとでの大きな違いが問題になりました。また、環境影響評価法第31条第1項(対象事業実施の制限)では工事に等しいボーリング調査を環境アセスメント終了時まで対象事業の実施を禁止しているのにも係わらず1998、1999年の短期間かつ集中したボーリング調査をしたのも問題になりました。

写真家の和田剛一氏が6年前から取り上げていたバンディング問題を初めて知ったのは去年の夏でした。知ってしまった以上、自分なりの意見は相手に伝えるべきだと思いました。
今でも管理人は、児童を巻き込んだバンディング見学会と離島でのバンディングには慎重になって欲しいと思っています。
これもまた野鳥へのリスクと調査の重要性という2面性を持っています。渡の時期に鳥が集中する離島で調査をすることにより沢山の鳥を調査できるメリットと疲れ切った鳥の群れが網にかかるリスクのどちらを重要視すべきでしょうか?単に渡りの総数をカウント出来れば目的を達成出来るものなのでしょうか。管理人の記憶では離島で標識された鳥が再捕獲される確率はとても低かったと思います。山階鳥類研究所でも離島での危険性を認識しています。
ここで問題です。
疲れ切った鳥の群れがかかると想定される離島でのバンディング現場を想定してみます。
バンダー又は補助者の数を増やし、網場を監視できる場所で待機し、万一の場合に備えます。
もし、関係者だけでは手に負えないほど多くの鳥が網にかかってしまい、中には疲れて弱っている鳥もいた時

1・・・疲れている鳥を優先的に外し問題がなければ放鳥、元気な鳥は鳥袋に入れる。
2・・・疲れている鳥を優先的に外し出来るだけ早く標識を済ませ放鳥、元気な鳥は鳥袋に入れる。
3・・・そんなことは言ってられない、疲れている鳥を優先的に外し全てを放鳥。
3・・・そんなことは言ってられない、疲れている鳥を優先的に外し、周りにいる見学者にも手伝って貰い、一刻も早く網から外し放鳥する。
4・・・とんでもない、周りにいる見学者に手伝って貰い、一刻も早く網から外し鳥袋に入れる。
5・・・もっと良い手段がある

さて、実際はどのような感じなのでしょうか?

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