2005.09.19

 お知らせしていたステッカーが納品されました。ご希望の皆様へ配布する準備を整えていますので、いましばらくお待ち下さい。

こんな感じになります

 さて、最近ますます一部サイト?では標識調査の話題で賑わっているようです。管理人が標識調査すべてを悪いと思っていないことは、すでに日記の中で書いています。まじめに標識調査や研究をしている方もたくさんいる事を忘れてはいけません。というよりも、ほとんどの方が真剣に調査に取り組んでいるのです。

ではもう一度管理人が思っている問題点を整理したいと思います。

1・・・標識調査といいながら、調査を他の目的のために利用していること。

2・・・標識調査は慎重に行わなければならないのに、規則を無視し安易な調査をしていること。

3・・・生命の尊さを教えるはずの環境教育の現場に標識調査がもちこまれ、適切な説明がなされず、何も教えられていない児童の手によって野鳥の生命を危険にさらさせていること。もし、児童の手の中で冷たくなっていく鳥がいたとしたら、その子はどう思うのでしょう。

4・・・鳥にとってより負担にならず、結果を今より容易に出せる方法を考えるべき。

 以上の4点です。

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 この間の夏休みに中国地方へ個人的な取材に行ってきました。そのついでに瀬戸内海と日本海のちょうど中間に位置する山の中の農家へ伺い、いろいろなお話を聞かせていただきました。その中で、少しだけ鳥の話が出てきました。

 鳥の話が始まったきっかけは、「小さな虫がとても少ない(たとえば蚊とかバッタ、コオロギなど)のは何故ですか」と質問をしたことです。管理人が子供の頃は虫たちがたくさんいて、虫たちとよく遊んだものです。農家の方は「農薬をたくさん使うので虫もいなくなってしまった」と言っていました。「鳥も少ないですね」と聞くと「少し前までは鳥もたくさん来ていたが、最近はめっきり少なくなった」と答えました。無農薬で作物を作るのはとても大変で、すごいリスクがあり、一つ間違えば半年の努力が無駄になってしまうそうです。話をしている最中に隣の田んぼで農薬散布が始まりました。農家の方はあまり吸い込むと体に良くないから中に入りましょうと家の中へ案内をしてくれました。

 最近新聞にも載っていましたが、禁止されているはずの農薬によってものすごい数の鳥たちが死んで問題になったことがありました。標識調査で命を落とす何十、何百倍もの鳥たちが犠牲になっているようです。農薬を作る際、様々な角度から危険性を研究しているはずですが、それは主に人体にとっての影響を重要視して他の生物に与える影響まで子細に検証はしていないと思われます。虫が死ぬくらいですから、それを餌にしている鳥たちにも多大な影響があるはずです。

 科学的に検証をされ、正式に許可を受けた農薬でさえ危険だと言うことを知らされました。科学的とはいったいどういう事なんだろう。

 1997年4月14日 諫早湾干拓事業問題で反対派の目の前で水門を閉める板が次々と落とされた光景は、今でも目に焼き付いています。科学的に影響はないと自信を持って行われた干拓事業は環境にどういう影響を与えたのでしょうか。

 そして今思うことは、科学的に足環は影響がないとしている標識調査は本当に大丈夫なのでしょうか?もう一度きちんと科学的に検証がされるべきだと思います。

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野鳥の標識調査に関して写真家の和田剛一氏が取り組まれております。ご興味のある方・・野鳥に興味がある方は訪れてみて下さい。(ますます元気です!)

カワセミ日記」の中島さんのサイトでも標識調査問題を取り上げていますので、是非ご訪問して下さい。(なにやら事がはじまったようです

日記を読んで標識調査に関心を持った方、是非お友達に紹介をして下さい。鳥たちの明るい未来のため、少しでも多くの方に標識調査に興味を持ってほしいと思います。

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