2004.12.21
 できの悪いデジカメの撮影でやっかいなのは、ノイズですね。みなさん頭痛の種のようです。

画像全体にフィルターをかけるとボケボケになってしまうし、フリーソフトはまずまずですが今一ぴんと来ない。一発で綺麗になるものがあったらいくら払っても良いから欲しいものです。でも、現実は難しく画像によってはうまくいかないものです。やはり手をかけてノイズを取り除く作業が必要です。

photo:中島さん@カワセミ日記

 中島さん@カワセミ日記が撮影したデータを勝手にお借りしてしまいました(ありがとうです)上の画像はノイズがウキウキしているもの。JPGの圧縮時のブロックノイズも出ています。

photo:中島さん@カワセミ日記

 これはphotoshopでノイズを軽くした例。ちょっと色味が変わっているのは勘弁です。ブロックノイズがあるのでフィルターをよけいにかけなければならないので色が少し変わってしまいます。カワセミのディテールはそんなになくなっていません。

photo:中島さん@カワセミ日記

 もう一枚。比較的単調なバックの場合は作業も少なくて楽です。上が作業前、下が作業後。

今回作業はLABモードで行なっています。何となくC社の雰囲気があるでしょう?これがノイズを撮る最良の方法ではないかもしれませんが、ある程度は使えます。カワセミ自体がかなり荒れているのでカワセミを綺麗にするのには限界があります。撮影時のトーンをいじっていないデータであれば白飛びもなくスムーズなデータが作れそうです。

 注*「photo:中島さん@カワセミ日記」をクリックするとそれぞれのノートリの画像が見ることが出来ます。ちょっと重いので右クリックでローカルに保存した方がいいかも。

 リダクションをかけてC社の絵に近づけるんだったら最初からC社のカメラで撮影しろ?ごもっともです。でも、やりようによっては(ノイズのかけ方)空気感とかも表現出来るので一概にはいえません。ノイズを一方的に悪者にしがちですが、ノイズこそがデジタルで空気感を表現する唯一の方法だと思っています。フィルムの粒子はある意味ノイズですよね。それと同じです。いかにノイズを表現するかがカメラ開発者が気を遣う点だと思います。

どっちにしても、とても面倒な作業であることは事実ですのでノイズを上手に消しているカメラが欲しいものです。

 お願い:このデータは「中島さん@カワセミ日記」に著作権がありますので勝手に無断転載しないでください。中島さんありがとうございます。

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