2004.12.17
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待ちに待ったD2Xの説明会に行ってきました。実機(といってもベータ機です)をさわって、新しい機能とかベータ機のデータなどを見せていただきました。詳しいことは書けませんが、C社の新しいものと比べても遜色ない画像をはき出していたのには感心しました。
さすがに1600万画素の解像度にはかないませんが、このクラスになると撮像素子の実力かレンズの実力か他人が作ったデータでは判断できません。マイナーチェンジ前の某カメラと比べるとシャープ感では完全に上を行っていました。トーンの出方はC社のノペッとした調子とは一線を画したニコンらしい絵作りをしてくれていて安心をしました。ノイズはフィルムの粒子のように上手に表現されています。高感度時のノイズもD2Hとは比べものにならないくらいに改善されています。ISO400は完全に実用範囲内でしょう。ISO800でも個人的には合格点です。あくまでベータ機での話なので本番のカメラはもっとチューニングがされてくると思います。 デモのデータがそのまま手にはいるとしたら、レンズの選択が結構重要になるでしょう。撮像素子の実力を100%生かそうとするとなると、長玉なら新しい300VRがその基準になりそうです。これは結構やばい話で、金欠病&物欲製造マシンになりかねません・・・ ラチチュードに関しては、Dシリーズの欠点であったハイライト域でやっとコダック並になり、光り物での撮影に使えそうになっていました。シャドー域は確認するデータがあまりなかったので何ともいえません。少なくとも14NXのシャドーよりは綺麗ではありました。 ノイズに関してニコンは撮影者が後処理をすることを前提としていて(べつに処理をしなくても充分な絵が出てきてましたが)、C社はカメラが勝手にしてくれる違いでしかありません。勝手にいじくられたデータはそれ以上にはなりませんが、手を入れる前のデータは撮影者がどうにでも出来る自由という選択肢を残してくれます。手を入れればニコンのデータもC社みたいになるのですから後者の方がこちらとしては嬉しいわけです。面倒くさい人はC社を選択すればいいだけの話です。 さらにおいしい話が、ちゃんとした赤外域のシャープカットフィルターがやっと装着されて転びやすいカーキ色などの再現性が改善されていました。(あくまでも他人が作ったデータですから自分で確かめないことには・・・・)もっともD1XでもDR665フィルターとコメットストロボヘッドの組みあわせでかなり良い結果を得ていたのでどうということはありませんが、フィルターの内面反射で生じるゴーストが出ないだけでも価値ありとすべきでしょう。 AFの精度、速度もさらに良くなっているみたいで鳥やさんとしては嬉しい話です。ピントチェックは背面液晶で最大200%まで瞬時に拡大でき操作性も良いみたいです。1200万画素でジャスピンにすることは至難の業ですので、この機能は重宝しそうです。 コンパクトフラッシュの書き込み速度もデータバスの改良で速くなっているみたいです。数打つ鳥撮影では特に嬉しいです。 撮影内容によっては、カメラを使い分ける必要がある過渡期のデジタルカメラではありますが、D2Xは何とか無難に仕事をこなしてくれそうな気がしてます。一台あると良いかもしれませんね。 個人的には予約を入れてますので買うことは間違いありません。ただ、カメラは写真を撮る道具にすぎませんので、多大な期待はしていません。スペックをウンヌン言うよりも、もっと多く撮影をする機会を増やし、素敵な鳥さんや被写体と出会う方が楽しいに違いありません。D1Xでも充分に綺麗な写真は撮れますし、チャンスがあって撮れないのはカメラのせいではなく、自分の腕が未熟だからです。そんなことは言われなくても解ってます。でもでも、やっぱり新しいカメラには胸がときめくのは何故でしょうか???D2Xを見てきてもC社のカメラに惹かれて物欲がうずいています。XX-2の次で型番が変わるモデルはきっと手に入れていると思います。年末ジャンボがあたりゃ、そりゃC社フルセットGETです!!!! |
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