2007.11.14

 先月初め、トラバサミに足を挟まれたタヌキが保全センターへ運ばれてきました。挟まれた前足はほとんど壊死して取れかかっている状態です。搬送中に暴れるのを防ぐため猿ぐつわをしていますが、運ばれてきたときは消耗しきっていて息も絶え絶えの様子だったとのことです。

 トラバサミは狩猟免許を持っている人しか買えないし、使うことも出来ません。しかし、ホームセンターなどで堂々と売っているとの話も聞きます。農家の人にとって作物を食べる動物は害獣でしかなく、抹殺すべきなのでしょう。しかし、元々そこの場所にはタヌキや野生動物達が暮らしていたはずです。なにか共存できる道はないのでしょうか?

 トラバサミはその上を通る動物全てにとって人間でいう地雷みたいな物で無差別に容赦なく襲いかかります。毎年、何頭かの動物がトラバサミの犠牲になり運ばれてきます。北海道では鷹を捕まえるためにトラバサミを使っていたなんていう事も聞きました。かすみ網と同じで無差別に捕獲して、なおかつ与えるダメージが大きく、場合によっては死に至ることもある大変危険な罠です。だいぶ法律で規制はされてきましたが、今後は更に危険猟具として認定し使用の原則禁止をしていただきたいと思っています。

 さて、話は飛びますが前回お知らせしたNHK総合テレビ「ダーウィンが来た!生きもの新伝説〜人が大好きツバメ!」の放映日が決まりました。ツバメが飛んでいる映像をふんだんに使った番組はおそらく初めてではないかと思います。

11月18日(日) 午後7:30〜8:00 となっていますので、ツバメファンの方はお見逃しなく!!

詳しくはこちらから。

 http://www.nhk.or.jp/darwin/program/index.html

10月2日

11月8日

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