2005.08.24

 

 今日も懲りずに標識調査の話題。

ゲストブック来ていただいたManmo 様の記事をこちらの日記で紹介をしたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------------------

はじめまして。Manmoと申します。貴ページ及び和田氏のページを拝見し、そのショッキングな画像の数々に衝動に駆られ投稿した次第です。

まず、山階鳥類研究所のHPを拝見し、バンディングによる調査の意義が理解できました。この研究により、野鳥の寿命や渡りのコースが分かり、これらのデー タがこれからの環境問題に取り組むべき材料となるのだと思います。特に、鳥の渡りについて言えば、地球環境問題は国境などとは無縁なグローバルな問題なの だということをを痛感させられます。

このことを踏まえたうえで感じたことは、「研究の方法論」と「研究者のモラル」の問題です。

第一に方法論ですが、山階鳥類研究所のHPでは、「この調査はヨーロッパで100年前に始められた方法で・・・」とあります。カーナビ等で使用されている GPSなどが普及している時代にあって、100年間も同様の方法で研究を続けていることに驚きを覚えます。もう、調査方法の見直しを行っても良いのではな いかというのが、門外漢からの意見です。

次に研究者のモラルですが、これは全ての分野の研究で言えることですが、「何のために研究するのか」という目的意識を研究者の一人一人が持つことが重要と 思います。その目的が例えば環境の保護であり、種の保存ということであるのならば、その目的に沿った研究がなされるべきでしょう。つまり、野鳥を捕獲し、 野鳥に害になるかもしれない足輪を付けるという行為は必然的に限定的であるべきという結論に至るのではないでしょうか。

以上が私の率直な感想ですが、これは、個別の研究機関による研究のあり方について述べたわけでなく、バンディングという調査方法一般についての見解であることを申し添えます。

--------------------------------------------------------------------------------------

管理人はManmo 様の書き込みを見てとてもうれしく思いました。実に的を得た内容です。

このように感じていただいた方がいてくれた事がとてもうれしい。

機会を見てまたいろいろなお話が出来ればいいなと思っています。そのためにもっと勉強しなくちゃ。

カワセミ日記」の中島さんのサイトでもこの問題取り上げていますので、是非ご訪問して下さい。

nikon D2X AF-S VR300 f2.8  TC14E II ISO100 RAW

 休みは鳥の写真を撮れなかったので在庫から。

Manmo 様へ。勝手に書き込みを引用してしまいました。お許し下さい。

前のページ
次のページ
INDEX