2005.04.25
 昨日「つばめくらぶ」を新しく開設しました。

 ニコンのカメラユーザーなら経験があることでしょうけれど、飛んでいる鳥さんをフレームに入れマニュアルでピントを合わせ、そっと親指でAFボタンを押し込む、次の瞬間ピントが背景に持って行かれる。奥歯をかみしめAFボタンが壊れるのではないかというほど思い切り押し込みフォーカスリングをグリグリ回す・・・。気が付くと鳥さんは遙か彼方へと飛び去っていく。後に残るのは後悔と右手親指に付いたAFボタンの痕。何度悔しい思いをしたことだろう。

 でも、待てよ。きっとカメラ任せにしているから「だからニコンはだめなんだよな」とカメラに悪態をついてしまう。じゃ、自分でやればいいんじゃない。自分でやってピントが来なければ、そりゃ自分のせいで納得がいく。実に簡単な理屈である。だから、今年のツバメはすべてマニュアルにしようと思ったわけです。あちこち飛んでいるツバメを観察して、素早くお目当てのツバメをフレームに入れ全神経を集中してピントとパンニングをする。何かスポーツをしているみたいで面白いのです。ツバメとの真剣勝負が妙に楽しい。ピントが来なければ自分の負け、運良く良いところにフレームインできてピントが来てればこちらの勝ち。

 nikon D2X AF-S VR300 f2.8 TC-14E II f5 ISO200 JPG

 今日、修理に出していたD2X&ヨンニッパをプロサービスから引き上げてきたのですが、その際「実はこんな物が出るんですよ」とサービスのおじさんが見せてくれた物が・・・。アイピースの所に取り付けるマグニファイヤーでフォーカススクリーンが1.2倍になって見えるという優れもの。27日発売されます。ツバメ撮影では是非欲しい小物ですので、早速予約をしちゃいました。本音は、ペンタックスは初めからファインダー倍率をフルサイズの見方と揃えていましたので、出来るんなら初めから倍率を上げて作らんかい!!と言うところです。ファインダーはアクセサリーじゃないんだぞ!!(`ヘ´) プンプン。 

 ところで、肝心のピントはと言うと。

 

 nikon D2X AF-S 400 f2.8 f2.8 ISO100 JPG

 フォーカスエリアのピクセル等倍

 等倍画面右隅下の白っぽい物がピント位置。スチール定規のメモリは1ミリ単位で写ってます。結果は10枚撮って8枚が良いところのピント。被写体までの距離4メートルに対しプラスマイナス1ミリの精度って所です。やれば出来るじゃん\(^O^)/。・・・にしても、今回はちょっと長い入院でした。

 余談ですが、ちょうどサービスの人と話しているときにD2Xを仕事で使い、上がってきたデータが前ピンだった・・・どうしてくれる!!と怒鳴り込んできたカメラマンがいました。何でも直進ズームの80〜200のED F2.8ズームを使ってのことらしく、D1X,D2Hではこんな事はなかったと口から泡を吹かんばかりに怒鳴っています。サービスの人曰く「D2Xの並はずれた解像度にレンズがついて行っていない」。ちょっと待てよ。確かに管理人も同じレンズを使っていたので、いかに、それがなまくらレンズか知っていますが、「EDレンズを使って収差を抑えシャープな画像が得られます」ってカタログで言っていたじゃないですか。思わず責任者を出せ!と言いそうになりました。・・・余談です。

 nikon D2X AF-S VR300 f2.8 TC-14E II f4.5 ISO200 JPG

戻る
次のページ
INDEX