2005.02.28
 D2X,D1X,D2Hの欠点である白トビをちょっとしたことで軽減できる事をご存じでしょうか?

 撮影メニューの中の階調補正を何にして撮影をするかで白の再現性が変わってきます。オート、標準、弱め、強め、ユーザーカスタムと5種類の中から選択をするようになっていると思います。ニコンの場合コントラストを弱めにしても強いライティングの時は白が飛んでしまうと言うことが起こりやすいのは皆さんご存じのことと思います。しかし、諦めてはいけません。それを承知でD2Xオーナーになった勇気あるの方へtipsをお教えしましょう。

 下の写真はコントラストを弱く設定をした画像です。

 ボトルの上のコットンが白トビを起こしているのが分かると思います。アップにすると。

 

 これをオート、標準で撮影をするともっと飛んでしまいます。

 では、どうしたらよいか。

 白が飛ばない位に絞るというのも一つの手ではありますが、ノイズが乗りやすいシャドウまで露出を切りつめなければいけないため、レタッチ時にノイズうきうきになってしまいます。できれば、ハイライトはアンダーに、シャドウはちょっと明るめに撮影できればよりよい結果が得られます。勿論後ほどPCにてトーンカーブをいじらなければ単に眠い写真になってしまいますので注意が必要です。

 幸いにもD系のカメラにはカメラ内画像処理時のトーンカーブを設定する機能があるので、ハイライト部をへこませ、ミッドレンジとシャドウを持ち上げてやる逆S字カーブをユーザーカスタムに登録をしてやるのです。これは、ニコンキャプチャーがなければ出来ないのでD系ユーザーは是非欲しいソフトです。そうすると、下のようなデータが得られます。

 アップにすると

 白の再現性が良くなっているのが分かると思います。トーンカーブをいくつか作って晴天時の順光シジュウカラバージョン、ハクセキレイバージョンなど色々試してみるとC社に匹敵するハイライト描写を手に入れることが出来ます。管理人は密かにカスタムトーンを使っていたのでした。

 すこしコントラストが無くなってしまったのでフォトショップでコントラストを好みの調子に上げれば出来上がり。

 D2XのJPGデータはとてもしっかりしていて圧縮方法を画質優先にするとTIFF保存とほとんど同質のデータが得られます。これは褒めてやっても良いことでよほど悪条件でもない限りJPGで事足りてしまうと思います。勿論適切な露出が絶対条件ですけれどね。

 昨日までのテストではコントラスト弱めで撮影をしていますので、あしからず(^・^)。

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