2005.02.18
 今日、wagさんのサイトへ行って EOS Kiss Digital Nの発売を知りました。ますますニコンの立場が怪しくなりますね。D2Hsの発表を待ち、たたみ込むようにして、みんなが欲しいものを形にしてくるところは流石としかいいようがありません。

 ところで、今月号のバーダーの特集が「フィルムVSデジタル」ということなので、果たしてどんなものか、ちょっと本屋で立ち読みしてみました。写真専門の雑誌ではないので、あまりつっこみはしませんが、ちょっとお粗末でした。(しっかりつっこんでます・・・)さらっと読み飛ばしてしまいましたが、サンプルの写真の印刷状態があまりほめられたものでは無いので、単純に紙面で比較で出来ませんでした。残念。

 ちょっと話題がそれますが・・・・(読み飛ばしてください(^。^)。)「フィルムVSデジタル」ということで・・・フィルムはその仕上がりが標準ライトテーブルで評価できますが、デジタルはきちんとしたモニタ上で正しいカラープロファイルで画像を展開しないと本当の仕上がりは評価できないのです。

 つまり、テストをした方がどのような条件でデータを作成をしているのかが分からないので、比較のしようがないということです。デジタルカメラから出てくる色はカメラが積んでいる画像エンジンで決まり、A社はこんな色、B社はこんな色と傾向は判断できます・・・・がこれはあくまで一時的な色しかありません。最近はメーカーが苦労してきれいな発色を心がけているので、ある程度鑑賞に堪えるデータを出してくれます。しかし、処理をすることによってフジのプロビアにもなるしベルビアにもなる、またコダックのエクタクロームにもなり得ます。ここが肝なのです。フィルムと比較をする場合には、なんにもしないデータなんて、実は何の意味も持たないのです。(写真のプロとしての意見であって、すべての人には当てはまらないと思います)

 デジタルのコンパクトタイプを使っての話でしたら問題ないのです。デジタル一眼を使うとなるとカメラにお任せの絵作り(与えられたもの)だけでは、その性能の半分も生かしてはいないということを言いたいのです。モノクロフィルムの現像をしたことがある人なら分かると思いますがで、同じフィルムを使ったとしても、現像をD76にするか、1:1の23度でするか、D23,それともマイクロドールXにするかでプリントの仕上がりは違ってくるし、印画紙の選択、現像液の選択によっても違ってきます。撮影をしたものへの思いこみが強ければ現像をするときも神経を使い、思い通りのフィルム、プリントを作る努力をします。デジタルも全く同じで、撮影をしたものはそれぞれ皆違う条件でとられたものですから、すべてが同じ現像ですむかというと、そういうわけにはいかないのです。幸いにもデジタルは個々の画像に対して数値を変えて処理が出来ますので、より細かい操作が可能なのです。

ですので、撮影されたデータだけを見て色がいい悪いの判断はやめて、好みの絵になる最短距離のカメラは何?と言う視点でもデジカメを見ることが出来たらいいと思うのです。

 ちなみに、管理人はフィルムを使うメリットを見いだせないので、鳥撮影をフィルムですることはまず無いと思います。

 風邪のせいで、支離滅裂になってしまいました・・・

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