2009.12.08

ロードキル

ネコが車にひかれてしまうことはよく起こります。同様に野鳥もまた交通事故の犠牲になることがあります。

鳥が交通事故?と思われる人もいるかと思いますが、意外と頻繁に交通事故を起こしているのです。神奈川県七沢の保全センターにも交通事故で足や翼を骨折したサギ類、鷹類などが多く運ばれてきます。北海道などではシマフクロウが道路に出てきた蛙を捕ろうとして車と衝突する事故が後を絶たないと聞きます。

カラスなど車になれてしまって油断していると車と接触事故を起こしやすくなります。生活圏が重なっているスズメやツバメなどが車の直前を横切りひやっとすることもよくあります。

鳥は突然飛び込んでくるので、なかなか避けるのは難しいと思います。せめて鳥が道路脇で餌を捕っているときはちょっと気をつけるなど、心の隅にでも置いておいて欲しいと思います。

シカやタヌキなどのほ乳類の場合は道路が動物たちの生活圏を横切っていることが多いことから、動物用バイパスを造るとか道路を横切る必要がないような仕組みを作るなど対策をすれば無駄な犠牲を出さずにすむことが多く、また動物を避けようとして人間側が傷つくような事故を起こす事も減ると思われます。

下の写真のハクセキレイは頭部がつぶれていました。車と接触してはじき飛ばされ縁石に激突したと思われます。

警察署の斜め向かいで横たわっていたハクセキレイ

注:写真中の自動車は事故とは関係ありません