2009.11.26

懐中電灯談義   その5

今まで色々なライトを研究してみましたが、撮影用ライトは明るさと発色と配光が良ければ良いライトと言えます。

しかし、光量が欲しいときに600〜700ルーメンのフルパワーで長時間点灯できるライトはそう多くはありません。EagleTac M2SC4などは、放熱対策が出来ているのか異常に加熱することもなく、なかなか良いライトと言えると思います。

前回レポートでMcGizmo SunDrop XR-U 3Sを使ってみて常時携帯するライトの姿という物を考えさせられました。絶対的な信頼性、必要十分な光量とランタイム、邪魔にならない大きさ・・・などを考えるとRa Light社&HDS System Inc.のHDS Clickyなどがほぼ理想的な形であると思いました。特に4100Kのウォーム系の光は魅力的です。

点灯するとプライマリーレベルの15lumenになります。ちょっと暗いのでは?と思いましたが、暗がりでは必要十分な明るさのようです。この辺に「The Light that gets you home」の思想が現れています。

余談ですが色に癖があるOSRAM Golden Dragon PlusではなくCree XP-Gを組み込んだ方が光の具合は良くなるのではないでしょうか。

上の写真は手持ちのLEDライトを使い撮影しました。雰囲気写真のライトとして十分に使えます。小技がきくLEDライトもあなどれません。

ライトとして非常に完成度は高いのですがクリップだけはいただけません。クリップがないとコロコロ転がってしまい都合が良くありません。Wolf eyesなどはコロコロ転がってしまい闇の彼方へ逝ってしまいましたので、やはりクリップは必需品です。付属のメッキクリップをブラストして風合いを出し、エッジを丸めるだけで良い雰囲気になります。自作しても良いでしょう。早くデザイン性の高いクリップを作って欲しいものです。