2008.07.20

 コシアカツバメ

「つばめくらぶ」再開しましたと言ってはみたものの、なかなか撮影に出かけることが出来ずに、梅雨明けになってしまいました。今年はいつもの年よりもコシアカツバメの数が多いようで、自宅のそばの河原では並ツバメよりも若干多くみかけます。それにしても絶対数は昨年と比較してずいぶん少なくなっているようです。

昨年ハイビジョンでツバメを追いかけておもしろいシーンにたくさん巡り会って、是非写真でも撮ってみたいと思っていました。しかし、いざ撮影をしてみるとこれがなかなか難しい!!その一つのシーンに「虫を補食する瞬間」というものがあります。ふつうに考えればこりゃ難しい!と想像はつきますが、何とかなるだろうと撮影をしてみました。

ハイビジョンでも、どんな虫をたべているのかまでは撮影できませんでしたので、あくまで頭の中のイメージは大きな口をあけたツバメに食べられる虫のアップ写真でありますが・・・いざ撮影してみると(といってもたったの2日間)そんなに都合のよいところで虫を食べてくれるはずもなく、ピントもあやしく、フレーミングなどめちゃくちゃ、いつ虫を食べるのかわかりませんのでタイミングがあわない・・・などさんざんな結果となりました。また来年の課題とすることにします。 ただ、おもしろいことがわかりました。ツバメに関することではなく、虫についてです。

ツバメを観察しているヲタクな方なら、ツバメのすぐ後ろに虫が飛んでいるのをみたことがあると思います。これは後ろを飛ぶことにより食べられるのを防ぐという目的であると勝手に解釈をしていました。

ツバメを追いかけていると、ファインダーの中に虫の陰が見えることがありますが、たいがい補食に失敗をしています。しかし、データをチェックしていると大きな虫のすぐ後ろに小さな虫が飛んでいることがわかりました。ツバメたちはこの小さな虫の方を捕まえていたのです。このことから「後ろを飛ぶことにより食べられるのを防ぐ」という目的だけではなくなにか違う理由もあるのかと思います。

さてコシアカツバメですが、顔はイワツバメに似ていてかわいい感じです。やはりチャームポイントはオレンジ色の腰と黒い尾羽のコントラスト。体はちょっと太めで大柄ですので飛び方も重量感を感じ、スピードも比較的ゆっくりと飛びますので撮影は少し楽だと思います。

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